片付けの目的とやり方
こんにちは!
モノと時間を整理する
井野ともみです。
前回に引き続き、今回は「収納」の
目的とやり方についてお話します。
大事なのは目的です。
表面的に真似をしてもうまくいかないのは
「目的」が曖昧だから。
整理、収納、片付けの「目的」
しっかりおさえていきましょう!
片付けの意味(おさらい)
また出てきました、おさらいです。

整理収納の意味、片付けとの違いについて。
整理収納はじっくり向き合う必要があるので
時間をしっかりとらなければなりません。
日々の片付けをラクに効率的に進めるためにも
整理収納は必要です。
一方、片付けは毎日続く作業。
じっくり時間をとらずに、無意識でもできるくらい
ハードルを下げるのがポイントです。
今回は、片付けの最終段階をお伝え致します。
(整理収納、片付けの違いはこちらの記事に投稿してあります。)
片付けの目的
それぞれの目的はこちらになります。
今回は「片付け」について解説していきますね。

収納の目的はズバリ
「溜めない」です。
乱暴な言い方をすれば
「溜めなけりゃいい」んです。
書類数枚を片付ける作業なんて
1分でできると思いますが
これが何十枚、何百枚となると
分けるだけでも数時間。
そもそもこれ何の書類だっけ?
を、把握するだけでも時間がかかります。
こうなってしまうと、本当に必要な書類を探すのも
時間がかかりますし、
大事な予定を忘れてしまった、提出を忘れてしまったなど
生活に直接影響も及ぼす事態に。
書類を例にあげましたが
洗濯物、洗い物、おもちゃ、雑貨
ありとあらゆるモノが
すぐにしまえる場所があれば
溜まりづらくなります。
だからこそ、整理収納がまずは大事です。
その上で、溜めないためにはどうするか?
お伝えしていきたいと思います。
片付けのやり方
①書類について
①不要なモノは即処分
書類の整理にお困りの方は割と多いのではないでしょうか?
溜めないようにしようとは思っていても、ついつい溜まりがち。
しまいたくても、どうしまったら良いのか分からない。
書類の整理の方法については後日詳しくお伝えしますが
まず書類整理で一番大事なのは
不要なモノは即処分
これが最重要です。
実際にお客様宅で書類整理をしていても
封筒ごと取っておいてあると
封筒、案内、チラシは要らないわけです。
必要なのは、その中の紙一枚だけ。
家に来たら、とにかく封筒はあける、
必要な紙だけ残す、
この習慣が大事です。
そのほかにも
生命保険の案内(確認書)などは
「重要」と書いてあるので保管しがちですが
内容を確認した後は必要ありません。
何が必要で何が不要なのか、の線引きをしっかりするところから
スタートしましょう。
保管しなければならない書類は、案外少ないです。
②一時保管場所はあえて作らない
帰ってきて一旦書類を置く場所はあって良いと思います。
それをしっかり確認するのは、週に1度でも良いと思います。
ここで大事なのは
立派な一時置き場所を作らないこと。
「一時置き」と言いつつ、しっかりとしたケースで
置き場所を作ってしまうと
とりあえずその中に入っていればいいや、という思考になり
いつの間にか一時置き場のはずが定位置に。
帰ってきたらひとまず置く、が繰り返されるうちに
いつのまにかそこが山になってしまうことがあります。
一時置き場はキッチンカウンターや
ダイニングテーブルでもいいんです。
そこに溜まっていくことが「不快」と感じるところに
あえて一時置きしましょう。
溜まりすぎないタイミングで、いつそこを片付けるのか
決めておくのもポイントです。
②洗濯物について
洗濯物が溜まりがちな原因は何でしょうか?
仕舞い場所が遠い?
畳んでからしまわなきゃ、と思いつつ畳めていない?
そもそも収納に入らない?
溜めないためには、いかにラクに山にしないようにするか、が大事。
①しまう場所と干す場所の導線を考える
しまう場所が遠い場合は、そもそもどこで干したらいいのか?という
生活動線を考えるところからスタートしましょう。
今の場所がベストなのであれば
しまう場所を集約したり、近くにすることはできないか?
という視点も必要です。
整理収納の「収納」を考える機会にもなると思います。
②完璧主義を辞める
「きちんと畳まなきゃ」「きちんとしまわなきゃ」
と、片付けるハードルを上げて
逆になかなかしまうことまでたどり着けず
山になってしまっているパターンもよくあります。
パジャマやタオルは、数が多くなければ
きっちり畳まなくてもカゴにポイでもOK。
また、「自分のものは自分でやって」と
家族に任せるのもアリです。
実際に我が家も、しまうのはそれぞれ自分たちで
やってもらっています。
私がやるのは、畳んで各部屋へ持って行くまで。
モノ自体を手放すのではなく、
「やらなきゃ」という思考を手放すことも
片付けに繋がります。
③食器について
食器の片付けについては
食器乾燥機や洗い物カゴから
いかにラクに収納できるか、がカギです。
一歩も動かず振り返ればしまえる収納、がベスト。
そしてそのためにも
食器棚が目一杯モノであふれていると
しまうのも大変です。
だからこそ、最初の整理に立ち返るワケです。
スッと戻せる収納にするために
食器棚はどのくらいの量ならしまいやすいか?
洗った後の洗い物が溜まりがちの方は
もう一度整理を考えてみてください。
また、収納の前段階
洗い物を溜めない、は習慣化が必要です。
こちらは後ほどの習慣化でお話します。
④習慣化する秘訣
モノを溜めずに片付ける為に必要なのは
この習慣化です。
今現在溜まりがちな方は
これ以上溜めない、の線引きや
いつならできる?の試行錯誤が必要です。
もちろん、整理収納で仕組みを整え
片付けやすい収納にするのは大前提なのですが
それでもどうしても溜まってしまう場合は
収納が合っていない以外にも
ハードルを上げすぎている(ちゃんとしまわないといけないと思っている)
いつやる、の流れができていないなど
考え方や流れを変える必要も出てくると思います。
片付けの目的は「溜めない」
引き出しの中が全てキッチリキレイに整っていなくても
部屋の中に溜まっているモノがなく
その収納の中も家族も把握できる状態であれば
良いわけです。
溜めないための作業をするのは
食器や洗濯物であれば
朝の方がいいのか、夜の方がいいのか?
どのタイミングでしまうのが生活に合っているのか。
書類の一時置き場であれば
週1はゼロにする、
水曜と土曜にゼロにする、など
いつやるのか、を試行錯誤してみてください。
しばらくやってみて、合わなかったら別のスタイルを探す。
すぐにできるようになればラッキーですが
習慣を身につけるのは時間がかかります。
続けられる方法を見つけるまで
長期思考ですすめましょう。
また、モノが溜まってしまっている場合は
なぜ溜まってしまうのか
なぜ流れができていないのか
原因を追及する必要があります。
ここで注意するのは、ご自身を責めないこと。
どうしたらいいか、原因は何か
考えている時点で前へ進もうとしている証拠。
原因を考えたら、もう一度「整理」から立ち返る必要も
あるかもしれません。
何度も試行錯誤しているうちに
ご自身にとっての「最適解」が見つかります。
どうしたら溜まらなくなるか?
ぜひじっくり時間をとって、考えてみてくださいね。
最後までご覧頂きありがとうございました♪
この記事を書いた人

井野ともみ
千葉県野田市在住
整理収納アドバイザー
タイムコーディネーター
モノの整理×時間の整理で
人生を謳歌する暮らしについて発信中です。
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