収納の目的とやり方

こんにちは!

モノと時間を整理する
井野ともみです。

前回に引き続き、今回は「収納」の

目的とやり方についてお話します。

表面的に真似をしてもうまくいかないのは

「目的」が曖昧だから。

整理、収納、片付けの「目的」

しっかりおさえていきましょう!


目次

1:片付けの意味(おさらい)

2:収納の目的

 

3:収納のやり方

①ゴールデンゾーンから攻める

②使いやすさを考える

③収納グッズの注意点

④ラベリング

片付けの意味(おさらい)

また出てきました、おさらいです。

整理収納の意味、片付けとの違い

ご存じですか?

(詳しくはこちらの記事に投稿してあります。)

整理収納は「祭り」のようにしっかり時間をとって向き合う作業。

片付けは日常とお伝えしました。

日頃の片付けをラクにするために

整理収納が必要です。

今回は収納の目的とともに、「やり方」もお伝えしていきますね。

長くなりますが、お付き合い下さい。

収納の目的

それぞれの目的はこちらになります。

今回は「整理」について解説していきますね。

収納の目的はズバリ

「分かりゃいい」んです。

どこに何があるのか

どのくらい持っているのか

把握できる収納であれば

収納グッズなんて極端な話紙袋でもいいわけです。

逆に、キレイに白いケースで整っていても

「中に何が入っているのか分からない」

「仕舞い場所がわからないのであれば」

収納としては意味をなしていない、ということです。

収納の目的は、見た目をキレイにすることではありません。

把握できる収納ならOKです。

逆算で考えると

把握できる収納を作るためには、どのように整理をしていけば良いか?

ということにも繋がると思います。

そのために、最初の整理で「分ける」という作業が

とても重要になるのです。

①ゴールデンゾーンから攻める

収納の基本で

「ゴールデンゾーン」というエリアがあります。

これは、人が作業するときに一番使いやすい場所。

すっと手が届く場所なので、ものの出し入れが一番しやすいエリアになります。

逆に言うと

だいたい置きっぱなしになって散らかるのもこのエリア。

ダイニングテーブルだったり

キッチンカウンターだったり

ちょい置きしている場所、この高さではありませんか?

一旦全てどかして、本当にここに置いておきたいものは何か

考えてみましょう。

「何も置かない」にこだわる必要はありません。

毎日ヘビロテで使う筆記用具や文房具は、

ペン立てに入れて出しっぱなしでもいいと思います。

ただ、「整理」で分けたことを思い出して下さい。

文房具全部、出しっぱなしにしてしまったら

あっというまに雑然とします。

出しっぱなしにしておきたいものは

毎日使うペン数本とハサミくらいあれば充分ではないでしょうか?

それ以外の文房具は、二軍選手として別の場所で保管しましょう。

ここのエリアはとても使いやすい場所なので

毎日使うモノ、よく使うモノから場所を決めていきましょう。

あまり使わないものは、ここでなくてもOK。

ちょっと離れた場所でも良いのです。

考え方として必要なのは

「使用頻度」

よく使っているのか

使っていないのか

もう一度整理しながら考えてみてください。

収納は、しまいこむ場所ではありません。

出し入れする場所です。

使いやすくなければ、しまわなくなってしまいます。

キッチリキレイに納めるよりも

出し入れのしやすさを重視しましょう。

簡単に出し入れするためには必要なのは

「余白」です。

整理収納アドバイザーの教科書では

「8割収納を目指しましょう」

と言われています。

100%でキッチリはまった収納は

見た目はキレイかもしれませんが

ちょっとでも増えるとしまいづらくなったり

「使いやすさ」の観点から見たらよろしくありません。

しまいたい場所にうまく収まらない場合は

場所を変えるか、量を減らすか。

もう一度整理をしてみましょう。

③収納グッズの注意点

使用頻度や使いやすさを検討し

「ここにこれを置いておきたい」が決まったら

ここで始めて収納グッズを検討します。

そこに必要なのは

カゴなのか、引き出しなのか、棚なのか。

どこに何をしまうか、が決められないと、収納も決まりません。

ここで、収納グッズを選ぶポイントをいくつかご紹介致します。

①深さに注意

一見たくさん入りそうに見えますが、深さのある収納は埋もれる原因に。

背の高いモノや、大きいモノをざっくり入れるのであれば、深い収納でも良いですが

細々したものを収納する場合は高さに注意です。

立てて入れて見渡せるくらいの高さのものにしましょう。

ここでも、収納の目的は「把握する」をお忘れなく。

見えなくなってしまっては、意味がありません。

②引き出し収納の注意点

引き出しは出し入れがしやすい収納の一つですが、高さに関してシビアです。

ちょっとでも高さが飛び出るとしまらなくなるという弱点があります。

引き出しに入れるモノは、増減があまりないものにしましょう。

こちらも、しまいたいものに合わせて高さを検討する必要があります。

引き出しの中は、混ざらないようにケースで分ければ更に把握しやすい収納になります。

③蓋付き収納の注意点

蓋付き収納はホコリがかぶらない、重ねなられるなどの利点があります。

それと同時に、出すときはわざわざ蓋をとらなければならない、

重なっている場合はどかさなければならない、というアクションが増えます。

普段使わないモノには良いと思いますが

よく使うモノの場合は、その「蓋をとる」という行動が面倒で

置きっぱなしにしてしまうケースもよくあります。

蓋付きにする場合は、よく吟味しましょう。

④ラベリング

収納場所が決まったら、最後の仕上げは「ラベリング」です。

「自分でしまったから、何が入っているか分かります」

と、思われるかも知れませんが

完全に中が見えるもの以外は、何が入っていたか忘れます。

また、ご家族にとっても、ラベリングがあることで

何がどこにあるのか把握できるので、

「お母さん、あれどこ?」攻撃から守れます。

細かい作業が好きな方は、テプラなどでキレイにラベリングしても良いと思いますが

我が家は断然手書き派です。

今はベストと思った収納も、時が経ち入れ替わることもあります。

そんな時、テプラでいちいち書き直すのは割と面倒です。(私の場合は、ですが)

今は100円均一に行けば、可愛いラベル用シールも売っていますので、見てみるのもいいと思います。

整理収納全体を通して言えることですが

できるだけハードルを下げてフットワーク軽く動ける方法で行うことをオススメします。

いかがでしたでしょうか?

収納は、キレイに隠すことが正解ではありません。

実際に手を動かすと

具体的にこの棚には何を・・?と思うこともあるかも知れませんが

であれば、ひとまずOKです。

細かいノウハウについては、今後の記事でも上げていきますので、

ぜひご覧いただけたらと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました♪


この記事を書いた人

井野ともみ

千葉県野田市在住
整理収納アドバイザー

タイムコーディネーター

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