整理の目的とやり方

こんにちは!

モノと時間を整理する
井野ともみです。


前回の記事では

整理・収納・片付けの違いと

時間の取り方についてお伝えさせて頂きました。

今回は整理の「目的」と「やり方」についてお伝えさせて頂きます。

現場へ行っていて感じたのですが

みなさんどうしてもSNSのイメージが強く

美しく収納しようとしたり

何をどのようにしまえば良いか、という

「正解」を求めがち。

目的が合っていれば、どんな収納でもOK!

ぜひご自身の「正解」を見つけていきましょう♪


目次

1:片付けの意味(おさらい)

2:整理の目的

 

3:整理のやり方

①整理収納の計画を立てる

②場所を決めたら全部出し

③分ける

片付けの意味(おさらい)

前回のおさらいです。

整理収納の意味、片付けとの違い

ご存じですか?

(詳しくは前回の記事に投稿してあります。)

整理収納は「祭り」のようにしっかり時間をとって向き合う作業。

片付けは日常とお伝えしました。

日頃の片付けをラクにするために

整理収納が必要です。

今回は整理の目的とともに、「やり方」もお伝えしていきますね。

長くなりますが、お付き合い下さい。

整理の目的

それぞれの目的はこちらになります。

今回は「整理」について解説していきますね。

整理の目的はズバリ

私は断然手放し推します。

ここで、私の過去についてお伝えしたいと思います。

私がそもそも整理収納アドバイザーになったきっかけは

両親の死でした。

二人とも50代半ばという若さで立て続けに病死し

私は20代の時に実家をまるごと片付ける経験しました。

元気に暮らしている方の整理は、1割でもモノが減ればだいぶ片付きますが

主のいない家の片付けは、99%のモノを処分しないといけません。

1%のモノを選び取る作業は、想像以上にしんどいです。

今はご両親が健在で、まだ実家の片付けを経験されていない方も

いつかは直面する問題ではないでしょうか?

実家じまいの整理は、究極の整理です。

日頃から、ご自身のモノを要る・要らないの判断をしていくことが

いざという時のトレーニングになります。

また、ご自身も、いつかは年老いていくわけです。

高齢になってから、モノを手放すというのは

想像以上に肉体的にも、精神的にも、辛いこと。

だからといって向き合わずにいると

お子様や残された人が、そのモノたちの片をつけなければなりません。

今の世の中、手放すことより手に入れるコトの方が簡単にできてしまいます。

無意識で暮らしていると、どんどんモノは増えていきます。

だからこそ、長い目で見て

整理をするなら「減らす」意識が大事です。

ただ、すぐに手放せるものばかりではないことも重々承知しております。

何をどのくらい減らすのか、はご自身で決めて大丈夫。

やっているうちに手放し力も身につきますし

今すぐは決められなくても、数年後はあっさり手放せることもあります。

長期思考で良いので、「減らす」は常に意識しましょう。

①整理収納の計画を立てる

まずは整理を始める前に計画を立てていきます。

整理収納は「祭り」とお伝えしました。

いつまでに終わらせる、という期限をもうけましょう。

家の収納は連動しているので、できれば家中を整理した方が

収納場所が決めやすくなったりもします。

少し期間が延びても良いので

できるだけ家中を整理するつもりで

○月はリビング、○月は洗面所、○月はキッチン

と、おおまかに決めておきましょう。

そのときに活用できるのが

「タイムコーディネート手帳」の、3ヶ月プロジェクトシート。

3ヶ月ごとに予定を立てていけるので

長期的な視点で計画するときにオススメです。

大まかに決まったら、直近の「やる日」を決めます。

こちらはウィークリーに落とし込みます。

どこなら時間をとれるのか、何時間くらいできそうか

実際にやる時間をブロックしてください。

やってみて、思ったよりも進まなくても、大丈夫。

次に計画するときは、より正確な見積ができるはずです。

整理をすると、手放すための時間も必要になってきます。

整理が進んでいったら、

「売りに行く時間」

「クリーンセンターに持ち込む時間」

なども予定に入れておくと、

「捨てようと思っているのに置きっぱなし」という事態が防げます。

その日にやる場所を決めたら

その場所については「全部出し」をしましょう。

棚なら、棚の中全部です。

引き出しなら、引き出しの中全部です。

ここで注意点は

「枠は小さく」

です。

全部出しが基本ですが

最初に時間の読みができない時に

広い範囲のものを全部出してしまうと

出しただけで疲れてしまい

モノの量に圧倒され

進める前に気疲れしてしまうことがあります。

枠は小さく、スモールステップで大丈夫。

長く続けるには、無理は禁物です。

③分ける

全部出してみると、以外といらないモノもあると思います。

潔く手放せるモノは手放しましょう。

難しいのは残すモノ。

ここでよく使うものは、そのままその収納に戻しましょう。

ここでは使わないけれど、取っておきたいモノは

どんな理由で持っていたいのか、考えてみて下さい。

「今は使わないけれど使う予定」であれば

ストックとして保管しておけば良いですね。

その引き出しに余裕があれば、ストックと今使っているモノを

同じ場所にしまっても良いですが

パンパンになってしまう場合は

ストックはストックで別の場所でも良いと思います。

また、ストック以外でも

「思い出」の場合もあります。

思い出は思い出で一カ所にまとめましょう。

そのときに大事なのが

「誰の」思い出なのか。

お子様のものだとしても、取っておきたいのが親であれば

親エリアで保管します。

お子様が持っておきたいのであれば

お子様エリアで保管します。

この段階で思い出をどこにしまうか決められない場合は

「○○の思い出」で、一つ紙袋を作ってください。

他の場所からも同じ「思い出」が出てきたら

ひとまずその紙袋に入れる。

そうすることで、「分ける」がどんどんできていきます。

減らせないモノに関しては

なぜ取っておきたいのかを考え

理由別に紙袋に入れておくと良いでしょう。

どこにしまうかは、この段階では決められなくでも大丈夫です。

意味合いが同じものを

「まとめる」ができたらOKです。

分けていくと、その場所にしまっておきたいモノは

案外少ないことに気付くと思います。

ここまで「分ける」ができたら

次の段階の「収納」へとステップアップです。



最後までご覧頂きありがとうございました♪


この記事を書いた人

井野ともみ

千葉県野田市在住
整理収納アドバイザー

タイムコーディネーター

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