正しい収納とラベリング
こんにちは!
千葉県野田市整理収納アドバイザー
井野ともみです。
ご訪問でお伺いしていると
『これの収納はここでいいんでしょうか?』
と、正解を知りたがる方がたびたびいらっしゃいます。
そんな方へ向けて整理収納の『正解』について
お伝えいたします。
収納の『正解』
収納の正解を聞かれてお答えするのは
『ここにしまっていて、使いづらさや困っていることはありますか?』
と、逆質問いたします。
特に困っていなければそこで良いということですし、
すごく困ってはいないけれどなんかモヤモヤする・・・
という時は、そのモヤモヤの原因を徹底的に深掘りします。
モヤモヤするということは、
出すときに出しづらい
しまう時にしまいづらい
ひっかかったりして行動の邪魔になる
単純に見た目が嫌
など、何かしらお客様にとっての
モヤモヤポイントがあると思います。
ご訪問作業の醍醐味は
お客様ご自身も、うまく言語化できない
モヤモヤの正体を一緒に突き止め
それを改善していくことができます。
ご自身も最初は何が・・・と分らないので
もちろんネットを調べても分らないことです。
モヤモヤしている訳ではないけれど
正解が知りたいという方には
使い方をお聞きして
それで大丈夫です!とお伝えすることも
あります。
真面目な方ほど、正解を知りたいと思うみたいです。
答えは自分の中にある
白いケースに入れるのが正解ではないですし
シンデレラフィットのように
無駄なくスペースいっぱいにケースを並べることが
正しいわけではありません。
基準は
『自分と家族が使いやすいかどうか』
家族が使いやすく、探し物やなくし物がほぼ状態であれば
それでOKなのです。
みんなが使いやすいのであれば
それでOKと自分にマルをしてあげることも大事です。
ラベリングは必要
モノの出し入れがしやすければ
整理収納はOKと思って良いと思います。
ただ、適した収納をしていると言っても
ラベリングをしていないと
割とすぐ乱れます。
ラベリングは必須事項。
テプラでキレイに整える必要はありません。
100円均一のマステやシールで
手書きでも大丈夫。
ラベリングの目的は
キレイに書くことではなく
家族や自分が、中に何があるのか
『分るようにすること』
分っていれば、極論何でも良いのです。
キレイに見栄えを整えるがあまり
中身とラベルが違っていたら意味がないのです。
収納は、ライフスタイルの変化とともに変わっていくもの。
特にお子さんがいらっしゃるご家庭では、進級、進学など
成長に伴い、モノの場所は変わっていきます。
ラベルも中身に合わせてすぐ変えられるよう、
ハードルを下げるのが重要です。
ラベリングの例
まずはラベリングに必要なグッズと、ラベリングのコツをお伝え致します。
これさえ見ておけば、ラベリングで迷うことはもうなくなります。
ラベルの基本シール3選
私が現場作業の時に持って行っているのは、貼って剥がせるシール(100円均一のもの)と、無印良品のマスキングテープです。
100円均一のシールはいろいろなサイズや種類がありますが、基本貼って剥がせるので、ケースに貼ったりするのには向いています。
自宅では、装飾のあるマステタイプのラベルシールを使っています。(写真2枚目)
手書きで書いてもかわいく見えます。
無印のマスキングテープは、ミシン目が入っているので、さっと切ってもまっすぐ綺麗な切り口に。
ハサミいらずでキレイに切れるので、現場では重宝しています。
布ものには養生テープ
布モノ収納には、無印良品の養生テープが重宝しております。
こちらも手で切れるところもポイント高し。
普通のシールよりも粘着力があるので、布モノ収納用に現場へも持ち歩いています。
持ち歩きやすいコンパクトサイズなのもオススメポイント。
取っ手にタグを付けたりするのも良いですが、見やすいのはこちらかな、と思います。
ラベルしづらいところこそ!
一枚目、二枚目は夫の下着収納の引き出しの様子です。
下着のような細かいもの、ヒートテック、エアリズムと分けて入れたモノの
どちらも黒くてペロペロの生地
ぱっと見どっちがどっちか分らない、なんて場合もラベリングがあるだけで
出すのもしまうのも迷わずできます。
ただ、服の仕切りのような細いところにどうやってラベルをするか?というと・・・
1枚目のように、ダブルクリップにシールを貼って
そちらに記入しています。
上から見る引き出しの、理にかなったラベリングです。
2枚目も同じく上から見える収納。
引き出しの前面にラベリングをすると
外から丸見えであまり見栄えがよくありません。
そんな時は、引き出しのふちにラベルシールを貼っています。
3枚目は、奥行きの深い収納、奥に何が入っているか表示するためのラベリングです。
この時はアドバイザーになりたてで、張り切ってテプラで
ラベリングしてます・・・苦笑
分ればいいので!
奥に何があるのか、しまった時は分かるのですが、
時間が経つと自分でも何を入れたか忘れてしまうものです。
また、書いてあるとご家族にも伝えやすいので
手前から見づらいところにはラベリング
『分るようにするために』ラベリング
ぜひやってみてくださいね!
最後までご覧頂き、ありがとうございました♪
この記事を書いた人
井野ともみ
千葉県野田市在住
整理収納アドバイザー
整理収納×心理学で
『暮らしと心に余白を創る』をモットーに、モノも心も整えるお手伝いをしています。